別にトレード回数が多ければ多い程優れているわけではない

2017年1月8日

先日私が加入しているトレードサークルの会合に久々に参加してきました。
メンバーの顔もぶれも結構変わっていて、特に新規の参加者さんが増えていたのにはびっくりしました。

ビットコインとかCFDとか色々な投資商品が台頭してきている中でFXブームってまだまだ続いているんだなぁと実感しまくりです。やはりFXはなじみ深い外国為替市場の取引だからなのか、投資歴=FX歴の方がそれなりにいらっしゃいました。

会合の中で、初心者さんともお話しすることがありました。
その人との会話で「あぁ、自分もそう考えていたなぁ」という事がありまくりで、昔の自分を見ているようで微笑ましくも、その甘い考えを矯正してやりたい気分にもなりました(笑)

では一体どんな考えを矯正したいと思ったのかと言いますと、「トレード回数が多い程良いという考え」です。

なぜか初心者の方ってトレード回数が多いことに拘るんですよね。
だから1分足スキャルなんかが人気になるんでしょう。

実は1分足スキャルは素早い判断しないといけないしダマシも多いから上級レベルのトレードスタイルなんですけど・・・。

そんなわけで「何故トレード回数が多ければ多い程良いわけではないのか」という事について私の持論を述べさせていただきます。

数撃ちゃ当たるって本当?

トレード回数が多い程良いと考えている人の主張はこうです。

「期待値が正なら、トレード回数が多い方がトータルの利益は増える!」

例えばサイコロを転がして1~4までの数字が出たら掛金が2倍、5と6が出たら掛金は没収と言うギャンブルがあったとします。このゲームの損益率は1.0で勝率は約67%ですから、やらない手はありません。

コレと同じ理由で、トレード手法にエッジさえあればトレード回数は多い方が良いという主張です。

理にかないすぎて何も言い返せません・・・。
確かにその通りなんです。理論上はね。

でもサイコロを転がすゲームとトレードは違います。
サイコロは一応転がしとけばエッジのあるギャンブルが続けられますが、トレードはむやみやたらにやってもエッジのあるトレードは続けられません。

しっかりと相場の背景を読んだり、的確なポイントでエントリー&エグジットをしないと優位性は得られないのですから、もしトレードのしすぎで疲労していたり、精神的に変になってしまってでたらめのところでトレードすることがあったら、それだけでエッジは崩れ去ってしまうのです。

1日に10回以上トレードして、結果マイナスだったら次のトレードで冷静な判断ができる人は決して多くないと思います。

トレード回数が多ければ多い程負担は増えます。
「期待値が正なら、トレード回数が多い方がトータルの利益は増える!」
と言う理屈は、トレードする人間の事を考えていないのです。

他にもリスクはある

トレード回数が多いという事はそれだけトラブルに合う可能性も多くなります。
思い浮かぶだけ挙げて見ましょう。

突発的な変動による予想外の損失。

相場でポジションを持つことが多いとこんなトラブルは増えます。
1分足のスキャルで1日に何回も出入りする場合は、妙なヒゲとかにやられてしまうことも多いですね。

時には指標の時間を忘れてしまって大きく動いてしまうことも・・・。

スリッページの蓄積

最近の業者は約定力は高いですが、それでもすべりはあります。
滑った時の殆どが悪い方向なのには悪意を感じますけど、これがずっと蓄積すると、結構エッジを削られていることに気づくはずです。
特に数pipsの取引を繰り返すスキャルの場合は・・・。

FX業者のトラブル

FX業者のサーバーのトラブルは比較的よくおこります。
この時ポジションを持っていた場合、サーバーが解決するまでポジションが切れないこともしばしば。

業者によっては補償してくれることもありますが、あまり期待できないですね。

パソコンのトラブル

パソコンも故障するリスクがあります。
業者のサーバートラブルと同じようにポジションを持っているときにパソコンが故障したら洒落になりません。

以上は全部トレードに関わるリスクではあるけれど・・・

以上思いつくものを挙げてみましたが、これらは全部トレードでは避けられないリスクです。

それでも、トレード回数が多くなると、これらのリスクが増大するのは言うまでもありません。

自分に合ったトレード回数を知ろう

以上、「トレード回数が多ければ多い程良いわけではない」という私の持論でした。

実際トレード回数が多い方が良いと思っている人ほどポジポジ病で勝てていない人の方が断然多いんですよね。勝てる人は、自分のエッジが最大限発揮できるような相場だけでトレードしているので、必然的にトレード回数は少ないです。

自分が1回のトレードでどれくらいの負担を受けるのかをしっかりと知って、暴走したり適切な判断が出来なくならないようにトレード制限を設けるのも良いですね。相場と上手く付き合うにはトレード回数が重要です。