個人的には主観的過ぎるテクニカルは好きではない

2017年1月9日

突然ですがテクニカルトレードの価値ってどこにあると思いますか?

答えは人によるかと思うのですが、私は客観的に相場の動きをみられることじゃないかなと思っています。

例えば半年前の水準と比べて今の価格が高いのかい低いのか、移動平均線と比較して今の価格は高いのか低いのか、2本の移動平均線がゴールデンクロスしているのそれともデッドクロスしているのか、等々、誰がどう見ても同じ結論が得られる、コレがチャートの良さだと思うのです。

客観性が高いとは?

自分だけでなく、他の誰が見ても同意してくれそうなことを「客観性が高い」と言います。私は、チャート分析はできるだけ客観的でないといけないとすら考えています。

なぜなら、チャートはその背景にいるトレーダーの心理を読むものだからです。他のトレーダーがどう考えているかを知るには、チャートを客観的に読み解かなくては意味がないのです。

そもそも、テクニカル分析は現在の価格は絶対的に正しいと考えることがベースになっています。(ファンダメンタルズは現在の価格は決して正しくなくて、時間をかけて適正価格に戻ると考えます。)だからこそ、「現在の動きはどんなものか、客観的に知る必要がある」というのは説得力のある話ではないでしょうか?

更に加えるとするならば、テクニカルトレードの大きな利点は、「相場環境を客観的に読み取って、いつも同じようなところでトレードすることができる」だと考えています。

こう考える私からすると、主観的すぎるテクニカル分析はどうも好きになれません。

主観的過ぎるテクニカルトレードとは?

私にとって主観的過ぎるテクニカルトレードとは、エリオット波動とかハーモニックパターンと呼ばれるものです。

水平線とかトレンドラインも主観性が高いですが、慣れてくるとそれなりに客観性の高いラインが引けるようになるものですが、エリオット波動やハーモニックパターンはその人独自の解釈が強すぎて、正直言って何を言ってるのか分かりません(笑)

これらについて少しお話させてください。

エリオット波動

エリオット波動は、波の種類があって、それの中に小さな波があって、エクステンションがあって・・・と調べれば調べるほど訳が分からなくなる、謎が謎を呼ぶ分析方法です。


外為オンラインより

相場はこんなに分かりやすい動きをするわけがないのに、よくわからない波の名称を決めつけることに何の意味があるのかわかりません。

ハーモニックパターン

ハーモニックパターンは、ガートレーの222とかAB=CDとかバタフライ、クラブなどの名称がつくチャートパターンを探し出して、トレードしていく分析方法です。

テキトーにパターンを描いてみました。

こういったハーモニックパターンは海外でも人気があり、とあるパターンは勝率9割を超えると言われていたりもするのですが、私は単に調子のよかったパターンだけを集計しただけじゃないの?と疑った見方をしています。

統計を出した人が自分の主観で、「これは○○のパターンじゃない」と言えばそれまでですから。

チャート上に線を引っ張ったら動物の形をしていた!・・・ってそれは星座を見つけるのと同じじゃないですか・・・。絶対に自分にとって都合の良い解釈をするに決まっている。もうオカルトの領域なのです。

実は私も主観的なテクニカルにハマっていたことがありました

結構否定的な意見を書かせてもらいましたが、実は私も主観的過ぎるテクニカルにハマっていた時期がありました。

今思えば何であんなにのめりこんだんだろう?と不思議に思わずにはいられないのですが、約3年くらいはエリオット波動やマニアックなパターン認識を研究してトレードしていました。

その時期のトレード結果?
言うまでもなくボロ負けですwww。

それでもある時までは、「自分の見方が悪いんだ、自分のパターン認識が悪いんだ」と思っていました。でも、とある本を読んだときにテクニカル分析の意義と言うか存在価値がガラリと変わってしまって、「もしかしたら人によって判断が全く違ってくるチャート分析なんて意味がないんじゃないの?」と気づいてからは出来るだけ客観性の強いチャート分析を行うようになりました。

私にとって主観的チャート分析にハマっていたこの3年間は全くの無駄だった・・・とは言わないものの、勝ち組になるという目標からは少し遠回りした期間だったかなと思っています。

もしエリオット波動とかハーモニックパターンのドツボにハマっていて抜け出せない方がいましたら、相談に乗りますよ(笑)