9月末に突然降ってきた「10倍レバレッジ規制」。
寝耳に水というか青天の霹靂というか、全く予想すらしていなかったことが金融庁内で水面下で進んでいたことに衝撃を受けました。
このレバレッジ10倍案については私も意見を記事にしました。
FXの10倍レバレッジ規制改悪問題を考える会、誕生
あれからしばらくして、「FXの10倍レバレッジ規制改悪問題を考える会」というサイトが出来たのでシェアしたいと思います。
http://fx-kisei-hantai.com/index.html
このサイトを見てみると、多くの著名人がレバレッジ10倍案に反対していることが分かります。というか、トレーダーなら誰もが賛成しないと思います。
そしてこのサイトを見ていくとレバ10倍案の真意が見えてきました。
どうやら今回のレバ規制の目的は、金融庁の天下り先である「くりっく365」の優遇にあるそうです。くりっく365だけレバ規制から除外することで、くりっく365に顧客を取り戻すことが狙いのようです。
なぜいきなりレバレッジ規制をすることになったのか理解に苦しんでいたのですけど、税制が改正されてから一気にメリットの無くなったくりっく365の復権を目論んでるんでしょうか。
それが本当だとしても、そんなにくりっく365に人は流れないと思います。
だって海外業者があるから。
海外業者が抜け道になれるか?
海外業者は日本の金融庁の指示を受けないので、レバレッジは何倍にでも設定できます。あくまで本社を置いている国の法律に従うだけですので。
しかし当然金融庁は海外業者を快く思っておらず、金融庁のサイトでは海外業者を名指しして「危険だ」と批判していますが、レバレッジ規制が始まれば海外業者に顧客がなだれ込むのは簡単に予想できます。
だって、色々と金融庁が「海外業者は危険」と言ったところで、優良な海外業者は沢山ありますから。
その対策として金融庁は特定の海外業者からの個人口座へのお金の送金をさせないように銀行に指示していくようです。こうすることで海外業者では出金出来ないイメージを植え付けたいんでしょう。
でもこれにも抜け道があります。
それが仮想通貨。
ビットコインなどで出金できるようにすれば、銀行を通さずに、しかも安い手数料で送金できるのです。そして受け取ったビットコイン日本円い換金せずに、そのまま日本や海外でビットコインでモノを買ったら・・・所得が無かったような扱いにできるの?
こんな感じでイタチごっこにも思える状況なんですが、本当にレバレッジ10倍になるんでしょうか。日本の業者を潰してまでやる事なのかなぁ?