私は2014年にそれまで勤めていた会社を退社し、専業トレーダーとして生きることを決意しました。
夢の専業トレーダー・・・しかし、それまでのFXトレードの道は決して簡単なものではありませんでした。
なぜなら私は5年間も裁量トレードを一生懸命続けていたのにも関わらず、一向に勝てる気配が無く、FX自体を辞めてしまおうかなと思ったこともあったからです。当時は裁量トレードだけが勝てる道だと信じていたのに、自分の現状としては大きくマイナス。自暴自棄になっていました。
しかし、そんな不幸の絶頂の時に友人から教えてもらったのが半裁量トレードでした。
このトレードスタイルのおかげで私は何をやっても勝てない負け組トレーダーから、一気に勝ち組トレーダーになり、更には諦めかけていた夢であった専業トレーダーにもなれました。
今回の記事では一体半裁量トレードとは何か?という事を中心に解説させていただきます。
半裁量の手法とは?
私の「半裁量の手法」の定義は2つあります。
- エントリーポイントが誰が見ても同じである。
- エントリーするか否か、利食い損切りは裁量で決める。
これらについて少し詳しく解説させてください。
エントリーポイントは世界中の誰が見ても同じである
誰が見てもエントリーポイントが同じと言うのは非常に客観性が強いという意味になります。
例えば、「移動平均線がゴールデンクロスしたらロングする」など、どんな人が見たって「ここはエントリーポイントだよね」と同意してくれるようなデジタルかつ厳密なルールです。
MT4上で矢印の出るシグナルタイプの手法もこれに含まれます。
言ってみれば、エントリーについては機械的に分かるということですね。
エントリーするか否か、利食い損切りは裁量で決まる
これが半裁量の「裁量」の部分ですね。
個人的には損切も一緒に機械的に決まってくれるのが大好きなのですが・・・。
エントリーポイントが機械的に分かったとしても、必ずしも良いポイントでエントリーできるわけではありませんよね。
そこでトレーダーの裁量を入れて本当に入るか入らないかを判断するのが一つの裁量ポイント。
もう一つの裁量ポイントがエグジットで、どこで利食うかの目安を持ちながら利益確定していきます。
半裁量手法のメリット・デメリット
半裁量手法は、裁量トレードとシステムトレードの良いとこ取りだと個人的には思っていますが、それでもメリットとデメリットは存在します。
半裁量のメリット
- エントリーポイントについてあれこれ悩まなくていい。
- エントリーポイントが決まっているので、再現性の高い検証ができる。
- エントリーポイントが明確なのでポジポジ病になりにくい。
- 完全な裁量と比較して手法が身につくまでの時間が短い。
- 優秀な手法が沢山ある。
半裁量のデメリット
- その時の相場に合わせてエントリーする等の融通性はない。
- しっかりと検証する必要がある。
- MT4などの特定のソフトのみで表示されるシグナルを使う場合は、MT4がなくなったら勝ち続けられなくなる。
メリットもデメリットもありますが、私としてはメリットの方が圧倒的に大きかったです。
とくに精神的な問題ですね。
自信を持ってエントリーできるようになったのはこのスタイルのおかげだと思っています。
トレンドラインとかダウ理論とか全部自分で考えてトレードを組み立てるのが難しいと思っている方、ぜひ半裁量トレードを取り入れてみてください。
当ブログでは、優秀な半裁量トレード手法をご紹介していく予定です。