このブログのアクセス解析を見ると、「秒速スキャル 勝てない」と検索して来られる方が多いようです。

そうですね・・・お気持ちは分かります。
セールスレターでは誰でも簡単にすぐに実戦可能みたいな事が書かれていますけど、手法自体はモロに裁量が入りますし、ぶっちゃけると全然凄い手法でもないですからねぇ。

ではなぜ秒速スキャルFXは勝ちにくいのか?
今回の記事ではその疑問にお答えします。

そのまえに、秒速スキャルFXとは何ぞや?という方は以下のレビューをご覧ください。

秒速スキャルFXのおさらい

秒速スキャルFXは、実質的にはクロスリテイリング社の商材で、FX-Katsuという人が講師を務めています。

このFX-Katsu氏、セールスレターを読む限りではかなりの勝ち組っぽいんですが、実際のところ、彼の実力を証明するモノは何もありません。

彼は自分の商材を出すだけでなく、ほかの商材販売者にインタビューすることもあるのですが、しょうもないところで「え?そうなんですか!」と驚いたりと「本当にトレードしてるの?」と思わざるを得ない点も見受けられます。(動画の演出かも知れませんが)

正直なところ、これまではFX-Jin氏しかいなかったんですよ。
クロス社の中で「トレードで勝てている」という設定の人が。

で、金本君は初心者というイメージがあるので講師としては使いづらい・・・。
ならFX-Katsu君を「勝ち組トレーダー」として担ぎ上げて、講師にしてしまおうじゃないか!というクロス社内の魂胆が見え隠れするんです。

その結果がFX-JinとFX-Katsuの一騎打ちとか言う意味の分からん茶番です。
二人とも本当にトレードしたの?・・・と。

おっと最初から話がズレてしまいましたwww。
秒速スキャルFXの手法ですが、「4時間足で相場の方向やサポレジラインを確認し、1分足で条件を満たしたらエントリーする」という手法です。

4時間足ではトレンドフォローになるのですが、1分足レベルのチャートで見るとゴリゴリの逆張りになります。

なぜ、秒速スキャルは難しいのか?

秒速スキャルFXが難しい理由は2つあります。

  • 超主観的なやり方なので、チャート分析が難しい。
  • 1分足の上位時間軸として4時間足や1時間足を使うため「ぶれ」が大きい。

それぞれについて解説します。

チャート分析が難しい

秒速スキャルでは、ダウ理論、サポレジライン、トレンドライン等を駆使して4時間足や1時間足を分析します。

この分析で「どこがチャートポイントになるか?」を判断するのですが、全て裁量判断です。
裁量判断ということは、モロにトレーダーの技量が発揮されるといって良いでしょう。

そのため、トレード初心者のような方がいきなりラインを引こうとしても「どこにラインを引いたらいいのか全然わからん!」という状況に陥るのは目に見えています。

一応、秒速スキャルではラインの引き方等についての解説はそれなりにありますが、もっとコンテンツが欲しいところです。

また、この商材では波形というものが重要視されます。
この波形という概念もふんわりとした解説で、結局都合の良いように言ってるだけじゃないのか?と思ったりもします。

1分足の上位時間軸として4時間足や1時間足を使うため「ぶれ」が大きい

4時間足や1時間足の反転ポイントを1分足でピンポイントで狙う・・・というと聞こえが良いですが、実際はそう簡単ではありません。

なぜなら4時間足でサポレジラインに到達したらすぐに反転するわけではないからです。
反転したと思わせて一気にブレイクすることもありますし、サポレジ付近でグニャングニャンとわかりにくいレイン時になる事もあります。

こんな時、秒速スキャルFXの1分足ロジックは完全にダマシを防げるのか?というとそれは無理な話です。
上手くハマって「コンボ」が決まることもあるでしょうけど、いつもそれが狙えるわけではありません。ほとんどのケースで勝って負けてを繰りかえすだけだと思います。

勝率8割~9割も可能なんて、夢物語です。
エントリーはダイバージェンスを使った古典的なやり方です。
そんなモノがどれくらい有効なのでしょうか?

別に勝てないとは言わないけど、わざわざ買うものでもない

秒速スキャルFXは、完全裁量手法です。
上位時間軸の見極め方からエントリー&エグジットに至るまで全てが裁量です。

ですから再現性は低く、自分にとってはエントリーポイントだったとしても、他者にとってはエントリーポイントでは無い事だってあるのです。そして、ダマシが多いです。

ダマシの見極めについても裁量が必要ですが、この辺の解説が薄いんですよね。
クロスリテイリング社の商材全般に言えることですけど、「裁量」の解説が本当に少ないと感じます。

裁量の解説が少ないのは、2つの理由が考えられます。

1つは講師がFXで利益を出していないので裁量を教えられない。
もう一つが購入者が本当に勝てるようになったら、クロスリテイリング社の商材をもう買ってもらえなくなる(笑)

クロスリテイリング社は数多くの商材を出しています。
出来ることなら、自社の商材を色々と買って貰いたいのが本音です。

だから中途半端な商材を量産してるんじゃないのかなぁ・・・と思う今日この頃です。

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