少し挑発的なタイトルにさせて頂きました。
でも、過去の自分自身や裁量トレードで頑張っているけど、どうも勝てない・・・と思っている人によくありがちなんです。
自分の裁量で取引していると思ってるけど、実は単にでたらめなトレードを続けているというパターンが。
例えばトレンドラインでトレードしているケース。
最初はしっかりとラインを引いて順序立ててトレードしていっているものの、2回目、3回目ともなるとエントリーがしたいがために、今からエントリーすることを支持するようなラインばかりを重要視する、なんてことありませんか?
もうトレンドラインが先かエントリーが先かわからなくなってしまうと、もうエントリーの根拠と言うものが全く持って無くなってしまうのです。
そもそもトレードルールとは一体何?
トレードルールとは一体何でしょうか?
初心に戻って考えてみると、トレードルールとは大体こんな感じで構成されることが多いですね。
- 使うインディケーター
- インディケーターの解釈方法
- エントリーポイントについて
- エグジットポイントについて(利確・損切)
- トレードの時間帯
- 資金管理方法
- 1日の最大トレード回数
- 1日の最大損失許容額
- etc
上に挙げたのは大雑把な例ですけど、トレードルールはエントリー&エグジットポイントだけで構成されるわけじゃありません。
そもそも「トレードのリスクを最低限にしながらも、その中で最大限の利益を狙える事」がトレードルールの存在意義です。
だから、トレードルールは自分にとって最もストレスが少なくて済むように色々とカスタマイズしたり、付け加えたりする必要があるんですね。
トレードルールの中でも、裁量が入る部分と絶対に裁量がいれてはいけない部分を明確にすべき!
法律とかでもそうなんですけど、「ルール」と言うものはしっかりと文章で書かれていたとしても、解釈によっては違った意味にとられることがよくあります。
例えば自衛隊の存在意義についての解釈。
日本国憲法では軍を保持してはいけないことになっていますが、国を守るための自衛力は持ってもいいことになっています。
この辺の曖昧さが自衛隊についての論争を呼んでいるんですね。
このように、誰が見ても全く同じように解釈できるルールというのはなかなかありませんし、作るのは難しいです。
トレードルールでも同じことになるんですが、特にエントリーとエグジットルールにおいては「裁量を入れていい部分と裁量を入れてはいけない部分を明確に分ける」という事が非常に大事になってくると僕は考えています。
なぜなら、ここが既に明確でないと、どんなところでも裁量が入ってしまって結果的にはルールから大きくずれたトレードをしてしまう「でたらめトレード」に行き着いてしまうことが非常に多いからです。
僕の経験としても、気づいたらとんでもないところでエントリーをしていた、なんてことがよくありました。
こんなことを避けるためにも、裁量を使う際には、「絶対」に侵すことのできないキッパリとしたルールを作って、その範囲内だけで自分の裁量が使えるようなルールにしておくのがベストだと思います。
特にエントリーポイントについては、MA○○とMA○○がゴールデンクロスしていたら絶対にロングの方向しか狙わない、みたいな感じで変なトレードしないように機械的なルールで制限しておくのが理想的でしょうね。
最初からスーパートレーダーの真似をしても負けるだけ
トレードの世界にも天才がいます。
僕の知り合いにも1人いて、動物的な感を持っているのか知りませんが、特にルールを持っていなくてもチャートの大まかな流れを見て縦横無尽にエントリーして勝てる人が・・・。
きっと誰が見ても、この人は凄いと思うはずなんですが、こういった天才の真似をするのは厳禁。
普通に生まれ育って、普通に生きてきた人が出来る芸当ではありません。元々特殊な才能がある上に、親がギャンブラーとか相場師で、その考えを幼少のころから叩き込まれてないと無理なレベルです。
僕の知り合いの天才の人もは、3代続く相場師の家庭で育ってます(笑)
正直言って、専業トレーダーとして生活できている僕もその才能が凄く羨ましいのですが、真似を使用なんて思いません。そんなことをしたら破産してしまいますから・・・。
トレードで勝つためにも自分のやり方を見つけよう!
世間(というかネットでは)裁量トレードこそが最強だという意見で溢れています。
でも、あまり声を出さないだけで、シストレでかなり利益を出しているトレーダーもいますし、必ずしも裁量トレードだけが凄いわけではないと思っています。
裁量でもシステムでも半裁量でも目的は同じ、勝つこと。
それならそれぞれの考え方の良いところを引っ張ってくるのもありじゃないでしょうか?
もし、この記事を読んでご自身のトレードが「でたらめ」だと感じたら、すこしルールを見直してみることをお勧めします。