トレンドとレンジを瞬時に判断し、トレンド相場ならトレンドフォローのシステムを、レンジ相場ならレンジ逆張りのシステムを適用してくれるツールをご紹介します。

コレが本当ならば全世界が待っていた神ツールになるわけですが・・・。
まぁ誇大広告な点は否めません。

商材の概要

販売元:トレードサイクロン株式会社
トレードスタイル:半裁量
対象通貨ペア:ユーロドル、ドル円
使用時間軸:5分足、1分足
裁量の範囲:基本的にはシステムだがパラメーターは裁量で変更
対象者:パラメーターをいじるのが好きな人なら・・・

商材の中身

購入後、メンバーサイトで以下がダウンロードできます。
・MT4用のインジ&テンプレ&説明PDF
・解説動画
・特典ファイル集

商材のメリット/デメリット

◆メリット

  • トレンドかレンジかが一目でわかる
  • シグナル型なのでエントリー&エグジットが簡単にわかる

◆デメリット

  • 推奨ペアがドル円とユーロドルのみ
  • シグナルの精度があまりよくない
  • フィルターを選択したり、パラメーターをイジって相場に合わせる必要がある
  • 初心者には難しい

総合評価:B
(B:よくない商材。買ったら損したと思うでしょう。)

以下、詳しくレビューしていきます。

トレンドとレンジを自動的に判別してトレードできる!

オートスイッチFXでは、同じ通貨ペアの5分足か1分足のチャートを2枚同時に表示させて、片方はレンジ用のシグナルが発生するテンプレート、もう片方はトレンド用のシグナルが発生するテンプレートをセットする必要があります。


このチャートでは、左側がトレンド用、右側がレンジ用になっています。
現状はレンジ相場とオートスイッチは判断しているので、左側のトレンド用のシグナルを見えにくい表示にして、「レンジ用のシグナルに従ってください」という指示を出しています。

言ってみればピンク色の背景の方のチャートのシグナルに従ってトレードすればいいだけなんですね。エントリーもエグジットもシグナルが出るので、ほぼ無裁量でトレードが出来ていまいます。

フィルターの選択やパラメーターの設定がめんどくさい・・・

使い方は凄く簡単なオートスイッチFXなんですが、カスタマイズ性も無駄に高いのが特徴です。コレがシステムの足を引っ張ってる感があります。

なぜなら、トレンドとレンジを判断するためのフィルターの選択、更にはそれらのフィルターのパラメーターの変更まで出来てしまうので、トレンドとレンジの判別方法はもう無限大になってしまうのです。

誰もが陥ったことがある、パラメーターセッティングのドツボにハマってしまう事必須のツールだと感じました。
ここは販売側が「パラメーターの変更はしないでください!」と書いた方が使う側も信用してトレードできると思うのですが、購入者側にパラメーター変更の自由を与えることで、販売者側がこのツールを使っても勝てない人たちに対する責任逃れをしているように感じられます。

逆にパラメーターいじりが好きな人には楽しいツールかもしれませんが・・・。

シグナルは発生頻度が高くて精度は低い

肝心のシグナルですが、これがまた信頼度が低いです。
しっかりとトレンドとレンジのフィルタリングが上手くいっていたとしても、このシグナルが足を引っ張って負けるんじゃないか?と思えるほどなんですね。

例えば1分足のレンジシグナルをご覧ください。

このチャートは足が約60本ほどあるので1時間分となりますが、これだけ沢山のシグナルが出ています。平均足のようなローソク足なので的確にレンジ逆張りをしているように見えるものの実際は結構負けていて、トータルではマイナスです。

この期間、確かにレンジ相場ではありましたが、それでもレンジシグナルは負けてしまっているんですね。もう何のためのトレンドとレンジを分けるためのフィルタリングなのかと!

シグナルは当てにしない方がよさそうです。

自分で色々といじりたい人向けか?

シグナルが当てにならないとなると、この商材で役立ちそうな機能はトレンドとレンジの自動判別くらいでしょうか。

その判別機能を十分に使いこなすにはパラメーターイジリが好きな人じゃないと厳しいのではないかと感じます。

自分自身のフィルタリング設定を見つけて、他のシグナルツールのフィルターとしてだけオートスイッチFXを利用するのが一番理想的だとは思いますが、あまり現実的ではありませんね。

かなーり人を選ぶツールと言った所でしょうか。

おすすめの記事