ポイント制トレードってご存知ですか?
って、私が勝手に名付けただけなので「あ、それ知ってるよ!」と言う人はいないでしょうけど。。。
でもどんなやり方かを知ったら、実践している人も少なからずいるんじゃないかと思うやり方です。
この記事では、そんなポイント制トレードについて少しだけお話します。
ポイント制トレードとは?
ポイント制トレードとは、自分のトレード手法における分析項目一つ一つについて点数化して、その合計があらかじめ決めておいた値を超えたらエントリーするやり方です。
例えばダウ理論の第3波を狙う手法の場合、執行時間軸で第3波と判断できることがエントリーの前提条件になりますが、その背景として上位時間軸のローソク足、インジケーター等の良し悪しにポイントを付けて、そのトータルが目標点を超えたらエントリーするわけです。
このやり方の大きなメリットは、裁量の入ってしまう箇所でも、ポイントを付けるおかげで客観的に相場分析が出来ることと、しっかりと根拠のあるエントリーが出来ることです。
当然「根拠」のあるポイント付けをしないといけないので、かなり検証する必要はありますけど・・・。
自分の手法で注目するところはどこかを明確にする
エントリーして改めてチャートを見て、「ん?これはダメなエントリーじゃなかったかな?」と思った経験ありませんか?
例えば本当はエントリー前にチェックしておかないといけないポイントを見過ごしてエントリーしていたり、ロングしたポイントのすぐ上にレジスタンスラインがあることをエントリー後に気づいたり・・・。
こんなことが起きるのは、自分のトレード手法が理解できていなくて、「何が大事なのか、何を見ておくべきなのか」をしっかりと把握できていないからです。
分析し忘れ、分析ミスをなくすためにも、ポイント制トレードは使えるやり方です。裁量、半裁量問わずお勧めできます。
ポイント制トレードは、優位性を担保しつつ、チェックすべきポイントをしっかりと把握したうえでエントリーできるという非常に大きなメリットがあるんですね。
ルールにポイントを振ってみよう
トレード手法はルールの集合体です。
相場の状況が、各ルールにおいて何点くらいなのかを決めて、そのポイントを合計して、何点以上だったらエントリー可能!といったルールを作ることで、より再現性と優位性のあるトレードが出来ると思います。
もちろんポイントの根拠となる検証は必要ですし、簡単なことではないと思いますが、しっかりとポイントを付けてやっていけば、自分にとって理想的な相場がどんなものなのか、具体的に見えてくるんじゃないでしょうか。
特にルールが複雑だったり、フィルタリングを入れている人にとっては、魅力的なアイディアになると思います。