普通の情報商材とはちょいと趣の違った商材をレビューします。
AUDNZDの週足だけを対象としたスイングトレード手法でして、ストレスフリーで高勝率なのが特徴です。
商材の概要
販売元:畑野光一氏
トレードスタイル:ほぼ無裁量
対象通貨ペア:AUD/NZD
使用時間軸:週足
対象者:初心者から
商材の中身
PDFをダウンロードして手法を学ぶ形になります。
ページ数はそれなりにありますが、ルール自体はシンプルです。
読んで理解できない人はいないでしょう。
商材のメリット/デメリット
◆メリット
- 週足を使うので時間がかからない
- エントリー&エグジットが明確
- エントリーの判断が楽
- サブ的な手法として効果的
- 勝率が高い!
- インジは必要ない
◆デメリット
- トレードチャンスが年平均で8回
- 使える通貨ペアはAUD/NZDのみ
総合評価:S
(S:そこそこ良い商材。使い方によっては勝てるでしょう。
以下、詳しくレビューしていきます。
AUD/NZDの週足でトレード
トレード手法と言うのは大きく3種類に分けられます。
- どの通貨ペア、時間軸問わず有効な手法
- 複数の推奨通貨ペアや推奨時間軸がある手法
- 特定の通貨ペアの特定の時間軸のみで有効な手法
1は裁量を使う手法に多いですね。
ラインを引いたり、プライスアクションを見たりする手法は、対象となる投資商品がどんなものでも関係なく通用する、と言われています。
2は半裁量手法だったり、シグナル系で多いです。
例:ドラゴンストラテジーFX、Platinum Turbo FX
3はトレード対象が明確で、対象の動きを上手に利用した手法になります。
対象が1つしかないので、極めて凄いエッジを持っていたりします。
例:ドルスキャワールドFX
今回レビューするサザンクロスFXは3に該当する手法でして、AUD/NZDの週足のみを使うことになります。AUD/NZDで取引した経験ある人って少ないんじゃないでしょうか?
週足を使う超お手軽トレード
筆者も書いていますが、この手法はメインのトレード手法ではなく、サブ的なトレード手法です。
なぜなら、AUD/NZDの週足だけを使うためにトレードチャンスが年間で10回もないからです。そんなわけでメインにはなれませんが、高勝率のスイング手法として資金を運用するのであれば悪くない手法になるのです。明確なエッジがあるのなら、トレード回数が少なくても、トレードする価値はあるはずですから。
トレード手法を大雑把に解説すると、AUD/NZDの週足のローソク足の高値安値を見てトレードしていきます。
裁量判断は不要で、インジケーターも使用しませんが、結構ルールが複雑なので最初は少し不安に感じるかもしれません。しかし、慣れれば大丈夫かとは思います。
本当に週末の空いた時間にチャートをチェックして、月曜日に注文するだけなのでコレが実践できない人はいないでしょう。
決済については利食い幅は決まっていますが、損切り幅は決まっていません。
確かに勝率は高いものの、損切り幅が決まっていないのが怖いですよね。週足なので、もしポジション保有中にリーマンショック級の動きがあれば、最悪全部持って行かれます。
しかも通貨ペアがオセアニアの通貨同士。
国は安定してはいますが、通貨自体は決して流動性も高くはないし・・・と悩ましいところです。
実は2016年から不調
もし、この記事のレビューが2年前だったら、SSSクラスの評価になっていました。
ではなぜSクラスの評価と言うと、2016年から不調になっているからです。
過去のチャートで検証した結果、確かに販売開始時の2014年までは高勝率なのは確認できました。そして販売開始後も好調に推移してきたのですが、2016年に大きなマイナスが出てしまいました。
今年も結果はあまりよろしくないのが現状です・・・。
ただし、販売後からの成績を見てもまだトータルではプラスなので、優位性は残っている・・・と思いたい。
まぁ過去にどんなに素晴らしい実績を出せていたとしても、それを覆すようなことが起きるのが相場です。特に「特定の通貨ペアの特定の時間軸のみで有効な手法」は、鋭いエッジのある手法が見つかりやすい分、寿命も短い傾向にあります。
この手法が使えなくなったとは思えませんが、少なくともエントリー時に逆指値の損切りが入れられるようなルールを追加しておいた方が良いと思います。どんなに勝率が高かったとしても、一回のトレードですべてを失う可能性もありますから。
また、週足トレードなので低レバ運用は当然です。
あくまでサブ手法として、リスク管理をしっかりしながら続けられるのであれば、今後も利益を出してくれる可能性は高いと思います。